Amazonが出しているテレビでHuluなどのVODが楽しめるというFireTVシリーズ、2種類出ているんですけど現状明らかにFireTVStickの方が優秀なんですよ。
この話を筆者と同じくAmazonデバイス好きの奴にしたところ「4kモデルの方がたったの4000円プラスで高性能になるんだから良いだろ!」と揉めまして、そりゃ確かに4Kモデルの方が高性能なんですけど違うんだよと。
言ってしまえば現状FireTV4kモデルって性能の持ち腐れ、買っても十分に使いこなせない。だからこそFireTVStickのほうが優秀だと僕は主張してるわけです。
しかしこうやって主張してるだけじゃ「本当かい?」ってなるだけですし比較でもしながら実際のところを見ていきましょう。
追記:Stickの4Kモデルに変わっちゃったので、見てもあんまり意味ないかもです。(2018/12/12)
FireTVStickとFireTV4kの比較表
名前 | Amazon Fire TV (4K・HDR対応モデル) | Fire TV Stick |
価格 | 8,980円 | 4,980円 |
解像度 | 最大 4K Ultra HD 60fps | 最大 1080p 60fps |
プロセッサ(CPU) | クアッドコア 1.5GHz | クアッドコア 1.3GHz |
メモリ | 2GB | 1GB |
ストレージ(容量) | 8GB | 8GB |
オーディオ(音質) | Dolby Atmos | Dolby Digital Plus |
保証期間 | 1年 | 90日 |
備考 | 2018年7月2日時点での情報です |
※比較して優れているところを緑字にしました。
主に重要なポイント、もしくは比較して違う部分を表にしてみて、まあ分かる通り価格以外は全体的に4Kモデルのほうが優秀です。
これを踏まえてFireTVシリーズは4Kモデルのほうが良いっていうのは分かるんですけど、ちょっと待てよと。
重要なのは、4000円多く払ってまで4Kモデルの性能は必要なのかって部分なんですよ。
僕は現状4000円払ってグレードの高い4Kモデルを買っても宝の持ち腐れになる、だからこそFireTVStickにしておけという主張なわけです。
4kの解像度は凄いけど、対応している作品が殆ど無い!
4kモデルって名前に書いてあるぐらいですから、グレードの高い方は当然解像度の高さを売りにしています。
実際FireTVStickと比較すると解像度は約2倍良いので、確かに魅力的です。(4K:3840x2160 1080p(2k/フルHD):1920x1080)
ただ残念なことに4Kに対応したデバイスを使っても、4kに対応した映像作品が殆ど無いので超高画質がまず楽しめないという欠点があり、そこがあるから4Kモデルは弱いんですよ。
現状最高画質はブルーレイ相当の1080pが多く、それを踏まえるとFireTVStickのスペックで十分じゃないかと僕は考えているわけです。
4kの作品もないわけじゃないですが、ドマイナーな海外ドラマとかドキュメンタリー映像ぐらいしか無いんで、それを好んで見るでもなければ4kを楽しむことは難しいでしょう。
プロセッサは動画を見る分には変わらない、ゲームをやるなら4Kか
プロセッサ(CPU)に関しても4kのほうが良いです。
プロセッサが高性能であるほど処理が軽快になりますので、ストレスフリーになるわけですが、ぶっちゃけ動画を見る分にはどちらも軽快さに変わりはないんですよね。
正直言っちゃうと筆者、気になってFireTVシリーズどちらも持っていて、動画を見る際の軽快さを検証してみたんですが、全然変わんないです。変わってるとしたら0.1秒とかそんなレベル
ただゲームをプレイしてみたら、3Dとかの処理の重いやつだとFireTVStickは少しカクついたりしたんで、FireTVでゲームめっちゃやるっていうなら4Kもありかなとは思います。
でもFireTVでゲームしまくるって人まずいないと思うんですよね、動画を見るためのデバイスって感じだし、そこを踏まえるとやっぱFireTVStickだよなって感じは否めません。
メモリの違いは正直わからないけど、多分そんなに影響ない
メモリっていうのはよくテーブルに例えられますね。
テーブルが広いほど、アプリとかを並列に処理したり、大きなアプリでも処理できたりするって感じ。
メモリが多ければ処理の多いアプリや、複数のアプリを一度に使っても軽快に動くって理解で良いでしょう。
それでいくとFireTVって一度に一つのアプリしか基本的には使わないわけで、メモリが多くても変わらんのではと思うんですよね。
実際両方のFireTV使っても「メモリが多いから4Kモデルの方が動きが軽快だ!」みたいに思ったことないですし。
使ってみた感じ的にメモリが多いからFireTV4Kモデル使うべしとは思わないですね。
オーディオは違うような気はするけど、性能的には基本的な家庭では変わらないはず
まず最初に思い込みの可能性が高いですが、実際に両方のFireTVを試してみたところ4Kモデルのほうが重低音が響いてる感じがしました。
ただ二つの音質の違いって性能的にはチャンネル数の違いだけで、重低音の違いとかは感じないはずで、そのため思い込みなんじゃないかと思っています。
ちなみにチャンネル数というのは、例えばイヤホンの場合は2方向から音が聞こえるので2チャンネルみたいに、簡単に言うと音の方向の数って感じです。
イヤホンであれば2方向から聞こえる音声も、スピーカー1個なら1方向になるわけで、要はチャンネル数をしっかり活かすには複数のスピーカーが必要になります。これめちゃ大事なことです。
FireTV4Kは8チャンネル、FireTVStickは6チャンネルのオーディオが搭載されているんで、最大限活かすならスピーカー8台や6台を適切な位置に配置しなくちゃいけません。
普通に考えて6個設置するのも無理ゲーなのに、8個とか不可能でしょって話で、だからこそ4Kモデルは買っても宝の持ち腐れになると感じてるんですよ。
保証期間は4Kモデルのほうが長いけど、それが気になるなら別途保証乗せれば良いと思う
保証期間、Stickモデル90日に対して、4Kモデル1年間!
ここを見るとそんだけ保証してくれるなら4Kもありかなと感じそうですが、ちょっと待っていただきたい。
実を言うとFireTVStickには延長保証2年間を980円で載せられるんですよ。
これを加味すると4Kモデルの保証1年間なんて屁みたいなもんですから、保証期間が気になるってだけなら料金的にも財布に優しくなるFireTVStickに延長保証2年間をプラスしたほうが良いのではと思うわけです。
ちなみに4Kモデルでも延長保証2年間載せられますが、値段が1680円と微妙に高くなるのでご注意を。
FireTVStickのほうが優秀だとしている理由まとめ
- 4Kの映像作品少ないし宝の持ち腐れ
- スペック差も動画見る分には変わらない
- 性能活かしきれないなら安いFireTVStickのほうが良い
長々書きましたけど、僕の主張を3行でまとめるとこんな感じ。
実際性能だけ見ると4Kモデルって結構高いレベルの可能性秘めてて、今後4kに対応した映像作品が増えてきたら一気に評価が変わると思います。
ただ現状は1080pに対応したってだけでも優秀な作品ってレベルなので、まだまだ陽が当たるには時間がかかるかなという印象です。
FireTVStickにも熱くなりやすいという弱点はある(気にしなくて問題ないけど)
余談程度の話なんですけど、性能が低いとかの弱点以外にフォローしようのない欠点がFireTVStickにもあります。
発熱問題ってやつで4Kモデルと比べると、本体を触った時の熱が明らかにStickモデルのほうが高いです。
どちらもまあまあ心配になる程度には熱くなるんですが、FireTVstickのほうが熱いかなという印象がありますね。
ただ昔はオーバーヒートしてしまうからヒートシンクっていう発熱用素材を付けなきゃヤバイっていうのがStickにはあったんですが、今は僕個人が使っている分には長時間利用してもオーバーヒートしたことないので心配しなくてもいいかなという気はします。
別に致命的欠点というわけではないので書かなくてもいいかなと思ったんですが、4Kモデルあんだけ微妙って書いといてこっちの弱点書かないのはフェアじゃないかなと思って書いた次第です。
FireTVStickと4Kモデルどちらを買うべきか迷っている人向けチャート
(雑なのは皆さんの寛大な心で許して欲しいです……)
基本的には上の図の通りに判断すれば自分に合ったFireTVシリーズを手に入れられるかと。
ここ以外にも考慮するポイントとして、オーディオの違いも入れようと思ったんだけれども、流石に8チャンネルだからFireTV4Kモデルを採用したいって人はまずいないだろうし除外しました。
それから「4K映像作品に見たいものがあるかわからん」って人はマイナーな海外ドラマかドキュメンタリー映像を見るかで選ぶと良いかと。だいたい現状は4Kコンテンツが有るのそのへんぐらいなので。
ブログに書いてあることを通じてFireTVStickのほうが優秀だなと伝わったなら幸いです。
僕はとりあえずFireTV4K推しだったやつにこのブログを見せてドヤ顔かましてきたいと思います(^o^)